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インターバルタイマ(TMR0割込み利用 16F1827 XC8)

「割り込み」機能の使い方を確認する目的で、Timer0割り込み機能でLEDを
1秒間隔で点滅させるプログラムを作成した。

【ポイント】
1.TMR0にカウントさせたい回数の設定法(0回〜256回)
例:252回カウントしたい場合は TMR0 = -252;(マイナスを付ける)と記述する。
理由:TMR0は「アップカウンタ」の為、252回カウントさせたい時は
256(FF)-252=4で、TMR0 = 4;と設定する事になる。
しかしTMR0 = -252;と記述しても同意である為、視認性の良い
TMR0 = -252;と記述する事とする。
2.プリスケーラーは最大の256に設定した
Timer0は、他のタイマーと異なりプリスケーラーに大きな値が設定でき、
制御時間範囲を大きく出来るのが特徴である。
今回はプリスケーラーの設定最大値256に設定し、1秒タイマーを設計してみた。 2014/1/3

1827led点灯画像.jpg16F1827ピン配置.JPG
/* 割り込み機能、Timer0の操作法の確認
 * インターバルタイマ(TMR0割込み利用) 発光ダイオード(LED)を1秒間隔で点滅
 * PIC16F1827
 * XC8 v1.20
 * LED:RA1,RA2
 */
#include <xc.h>

#pragma config FOSC = INTOSC, WDTE = OFF, BOREN = OFF, IESO = OFF, FCMEN = OFF
#pragma config PLLEN = OFF, STVREN = OFF, LVP = OFF

//グローバル変数の定義
unsigned char cnt; //1秒作成の31回カウンタ

int main(void) {
    //PICの初期設定
    PORTA = 0b00000000; //PORTAの中身をきれいにする
    TRISA = 0b00000000; //PORTA全てを0:出力に設定
    OSCCON = 0b01110000; //PLL:OFF, 内部クロック8MHzで駆動
    ANSELA = 0b00000000; //AN0-AN4は全て0:デジタルI/Oとする

    //TMR0割り込みの初期設定
    //32.256ms=0.125us(8MHz)*4*プリスケーラー256*252カウント
    OPTION_REG = 0b0111; //プリスケーラ値設定0b0111(=256回)
    TMR0 = -252; //TMR0カウント値設定 252回(アップカウンタ)
    INTCONbits.TMR0IE =1; //タイマ割込み許可
    INTCONbits.GIE = 1; //全体割込み許可

    //メイン処理
    LATAbits.LATA2 = 1; //RA2:パワーオンを示すLED点灯
    cnt = 0; //31回カウンタ値クリア
    while(1) {
        //点滅間隔1秒(999.936msec = 32.256msec * 31回)
        if (cnt == 31) {
            LATAbits.LATA1 = ~LATAbits.LATA1; //LED(RA1)点灯⇔消灯反転
            cnt = 0; //31回カウンタ値クリア
        }
    }
}

static void interrupt isr(void) { //割り込み関数
    if(INTCONbits.TMR0IF == 1) {  //割込み種がTimer0割込みの場合
        INTCONbits.TMR0IF = 0; //Timer0割り込みフラグクリアー
        TMR0 = -252; //TMR0カウント値設定 252回(アップカウンタ)

        cnt++; //31回カウンタ カウントアップ
    }
}

 
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